新学期の授業が始まりました
1年生の授業「科学と人間生活」が始まりました。70時間のロング講座です。元素の実物付き周期表の台紙を配り「金・銀・銅は色々な性質が金属の1,2,3位またはonly1。もらえるならどれが欲しい?」でスタートしました。そこから「金と銅以外はすべて銀色。ではナトリウムは?カルシウムは?」とおなじみの課題へ続けました。ナイフで切った瞬間だけぎらっと光るナトリウムは、私のお気に入りの素材です。生徒さんにも「切った瞬間だけ銀色。そしてすぐ錆びる。38年間毎年やっても、おーっ!と思う。みんなからも、おーっ!!という歓声が上がるのが楽しくて教師をやめられない」「もし、ナトリウムは危険なので切って見せたりしてはいけません。切ったら死刑!と言われても、見せるだろうな?」と言うと、「先生!前行ってみてもいい?」という言葉と共に、あっという間に輪が出来ます。「これも楽しいけど、こんな実験が一杯あるよ。たくさん観ながら1年間勉強していこうね」という感じの1時間でした。そういえばNHKEテレの「宮沢賢治100分で名著!」の中で「毒もみのすきな署長さん」のお話が紹介されていま...した。この署長さんは、禁止する立場なのに、毒を使って魚を採る毒もみが大好きなのです。それが見つかって死刑になるのですが、この物語はこういう風に終わっているのでした。
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