「ごとごとごとごと、その小さなきれいな汽車は、そらのすすきの風にひるがえる中を、天の川の水や、三角標の青白い微光の中を、どこまでもどこまでもと、走って行くのでした・・・・。『銀河鉄道の夜』では、賢治の時代に測量標識であった三角標というものが、美しい燐光を放って登場します。それも何か所も何か所も。ジョバンニの見る夢の中の銀河鉄道は、三角標が燐光を放つ幻想空間を進んでいくのです。このイメージを再現できないか、三角標らしきものを調べながら針金でこしらえ、蓄光マニキュア(ハロウィングッズらしいものを100均で見つけました)を塗ってみました。これが暗闇の中で幻想的に光を放ち、予想以上にきれいでうれしくなりました。ところがこのマニキュアは乾くまで匂いが強烈。「外でやって!!」というお叱りが・・。深夜の玄関先で針金にマニキュア塗りながらブラックライトやカメラをコソコソいじっている姿は、周囲からは異様だったろうなぁ(笑)。
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