『毒もみの好きな署長さん』
ずっと気になり、やってみたかったのが賢治が『毒もみの好きな署長さん』で「いよいよおおきな曲った刀で、首を落されるとき、署長さんは笑って云いました。ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな。」とまで記すところの毒もみ。山椒の実を袋に入れて川でもむと魚がマヒして浮かび上がるというのです。(小鮒かなにかでやってみようかな?)と、ずっと小魚の採れる場所を探していたのですが、こんにち、郷里小松も様相が一変。かっての魚とり少年の経験がまったく通用しません。そこで自宅近くの平栗へ出向いてみました。散々探してメダカのいるため池を発見!タモ網でメダカをつかまえバケツに入れて持ち帰り、プラコップに2匹移して山椒の実をつぶして入れてみたら、どちらも動きが激しくなって、鈍くなって、小さいほうの一匹はぐったり。これはいけないと思い、きれいな水に移し換えました。山椒から出るサンショオールは確かに魚を麻痺させるようです。それは確かめられたのですが、絶滅危惧種のメダカを苦しめてしまい、心が晴れません。もとの池へ帰そうと思いバケツに移して車で運んでいるうちに復活してくれました。あ~!よかったー。これが漁だったら賢治の気持ちにもう一歩迫れたかな。
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