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2020年12月28日 (月)

かぶら寿司、大掃除…

漬けてあった蕪と鰤を合わせました。食べられるのは、お正月ぎりぎりかなぁ?。午後からは物置と化している2階の大掃除。1階を掃除していた妻が「こんなのがでてきたよ」と言って出してきたのがラジオメーター。「銀河鉄道の夜」講座でアルビレオの観測所のモデルの一つとして買おうかな?と思っていたのですが、まさか家にあったとは😲!燐光の三角標の補修用に買おうかな?と思っていた蓄光テープも出てきたし、掃除もするもんですね😊。掃除は明日も明後日も続きそうです。

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鰤を5mmくらいにスライスし、蕪に挟み込んで漬けていきました。30切れくらいあるけど、食べきれるかな?それより美味しくできてくれますように😊

Raziometa

箱ごとみつかり、値段は1980円。今はもう少し高いみたいだけど、いつごろ買ったんだろう。

 

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2020年12月26日 (土)

ゾウリムシをみんなで観ました。

昨日は2学期最後の授業で、ゾウリムシをみんなで観ました。「生物と細胞」(仮説実験授業)の第2部、単細胞生物の最初のところです。ライトスコープ(照明付き30倍顕微鏡)で一人一人に観察してもらいます。ゾウリムシの培養が難しいので、毎年、県の教育センターから前日か、当日の朝頂いてきます。ありがとうございます。この水たまりの中がゾウリムシの宇宙😊。 微生物の世界を見るとき、最近私の意識の中にあるのは賢治の詩「ぜん虫舞手(アンネリダ・タンツェーリン)」。水たまりの中で一生懸命踊る虫を人間(たぶん賢治)が笑いながら見ているのですが、奥が深い詩だと思います。

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演示実験は、このカメラ付き顕微鏡で観ています。みんなで見るときにはお手軽でとてもいいです。

 

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2020年12月16日 (水)

少しづつ解けていくカラスウリの火の謎。

カラスウリの火にはまだ謎が残っています。その一つが、「銀河鉄道の夜」では「それはこんやの星祭に青いあかりをこしらえて川へ流す烏瓜を取りに行く…」と青い火になっていること。(なぜ青いあかりなのか?赤い実だと火も赤く見えるけど、星祭りが七夕だとすると、カラスウリの実はまだ青いのかもしれないな?その中に火を入れてみたい。青い火になるかな?夏にまた実を探してみようかな)そう思いました。ところが昨日採ってきたカラスウリにも青いのが混じっていたのです。七夕の頃にはこちらの方が多いのかも知れません。早速、この青いカラスウリに火を入れてみました。提灯にも舟にもなるよう窓の開け方にも工夫をしてみたのですが、ロウソクの火はカラスウリを通して青く輝き、舟のように浮かべることもできました。川へ流せるかはカットの仕方次第のようです。「銀河鉄道の夜」に描かれた<星祭に流すカラスウリの青いあかり>。これかなぁ…と、しばらく見とれてしまいました😊

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「カラスウリの未熟な実は、ウリボウと呼ばれるそうで、緑色に白い縞が入っています。また、七夕というのは旧暦七夕のことではないかと思われます。」と友人から教えて頂きました。確かにイノシシの子みたいですね😊。しかも賢治の頃の七夕は旧暦だとすると8月なんですね。

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縦にして提灯のように持つこともできます。

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前から見るとこんな感じです。

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横にしてランプのように持つこともでき、このまま水に浮かべることができます。

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青いあかしが水に浮かびました。

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2020年12月15日 (火)

カラスウリの船を作ってみました

ロウソクの火を入れたカラスウリはとても幻想的です。ところが提灯のようにすると川へ流すことはできません。「銀河鉄道の夜」では「ザネリがね、舟の上から烏うりのあかりを水の流れる方に押してやろうとしたんだ。そのとき舟がゆれたもんだから水へ落っこったろう。するとカムパネルラがすぐに飛び込んだんだ・・・。」とも出てきます。(これは縦に半分に割って船のような形にしたのかな?)と思い、そんな風に切ってみました。ロウソクの火を載せることもできて、うれしくなりました。岩手では実際はどうなのでしょうか?カラスウリの船を皆さんと一緒にたくさん作って川へ流す「銀河鉄道の夜」講座もたのしいかも知れません😊。そう思ったら年明けに予定されている次の講座でやってみたくなりました。

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でも今夜から雪の予報だし、その頃は雪に埋まっているかも・・・と思ったら止まらなくなり😢、カラスウリを採ってきました。70個ほども採れて満足満足😊。さて問題は、これが2か月近くも持つのかな?ということです。どうやって保存したらいいのかなぁ。

 

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2020年12月13日 (日)

ヤドリギやーい!

この頃、ずっとヤドリギを探しています。賢治の童話「水仙月の四日」では、雪婆(ゆきばんご)に命じられて吹雪を操る雪童子(ゆきわらす)がヤドリギを見つけ、手下の雪狼(ゆきおいの)に「とっといで」と命じます。ヤドリギは人が簡単には採れないような高い木の上についているのです。雪狼がガチガチかんで落としたヤドリギの枝。雪童子はそれを子供に投げてよこします。子供はそれをビックリして拾い、大事そうに持って歩くのですが、雪童子が起こす吹雪に巻き込まれてしまいます。雪婆は「おや、おかしな子がいるね。こっちへとっておしまい。水仙月の四日だもの、一人や二人とったっていいんだよ」と雪童子に命じるのですが、雪童子はそれに従えません。「あの子供は、ぼくのやったヤドリギを持っていた。雪童子はつぶやいて、ちょっと泣くようにしました」。自分があげたものを大事にしてくれている子供の命を奪えないのです。賢治はたくさんの作品にヤドリギを描いています。ヤドリギは球形に集まっているのですが、その一つ一つはトンボの形をしているそうです。しっかり幹についていて飛べないトンボ。童話「若い木霊」ではヤドリギがこんな風に描かれています。
「栗の木があちこちかがやくやどり木のまりをつけて立っていました。そのまりはとんぼのはねのような小さな黄色の葉から出来ていました。その葉はみんな遠くの青いそらに飛んで行きたそうでした。」
自由に空へ飛び立ちたいけどできない人達の悲しく熱い想いをヤドリギに込めているように感じられます。飛べないトンボの集まりであるヤドリギのマリ。西洋ではクリスマスに玄関に飾り、「ヤドリギの下で友が出会うと幸せになり、敵が出会うと戦いをやめる」という言い伝えがあるそうです。なんとか手にしたいのですが、なかなか見つかりません。近くにないかなぁ😊。みなさん、見かけられたら教えてくださいね。Photo_20201213101501
昨年の秋、ウィーンからブタペストへ向かう列車の窓から見えた沢山のヤドリギです。さすがに、ここまで取りに行くわけにはいきません😢
Yadorigi
この写真はブログ「イーハトーブガーデン」https://nenemu8921.exblog.jp/15917531/ からの転載。自前のに変えたいです。

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2020年12月11日 (金)

カラスウリの灯を加えた「銀河鉄道の夜」講座が実現しました。

厳しいコロナの状況の中ですが、今週も「実験で楽しむ銀河鉄道の夜」講座の機会を頂けました。そこで早速、カラスウリのエピソードを盛り込んでみました。そうしてみて思ったことは、<やっぱり、みんなの中に入りたくても入れないジョバンニの気持ちが、カラスウリの光を通して伝わってくる。これは欠かせないかな>ということです。ストーリーに沿ったものに少しずつ構成が変わっていくような気がします。お話の機会を頂いた皆さん、ありがとうございました。

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ラスウリはつながっていて天の川のようです。これに火を入れて川にたくさん流したらステキだろうなと思います。

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カラスウリの中にLEDの光とロウソクの火をそれぞれ入れてみました。これはロウソクの火を入れたものを見てもらっています。こちらの方が雰囲気が出るようですね。

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2020年12月 6日 (日)

カラスウリと「銀河鉄道の夜」

ここで紹介したカラスウリの灯を「実験で楽しむ銀河鉄道の夜」のシナリオに入れてみました。まったく意識になかったカラスウリの灯ですが、皆さんとのやり取りのおかげで、ジョバンニの悲しい思いが描かれたシーンに出てきていることに気が付き、ジョバンニの気持ちを描く賢治の表現が胸に染みるようになったことに驚いています。カラスウリを採ってきてよかった😊。次の講座にはこれを加えます😊

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加えようと思っているパワーポイントの一枚です。校庭が行程になってしまっています😢。これは直せませんが、本体は直します。カラスウリは「銀河鉄道の夜」には何か所も出てくるんですね。

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これもパワーポイントに加えます。この場面はこう続きます。「ジョバンニはまっ赤になって、もう歩いているかもわからず、急いで行きすぎようとしましたら、そのなかにカムパネルラが居たのです。カムパネルラは気の毒そうに、だまって少しわらって、怒らないだろうかというようにジョバンニの方を見ていました。‥‥‥」

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カラスウリの灯が、銀河の星のようにも、死者の魂(燐光)を運ぶゴンドラのようにも、銀河鉄道を導く灯のようにも感じられます。

 

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2020年12月 1日 (火)

「銀河鉄道の夜」とカラスウリの灯

越谷での「銀河鉄道の夜」講座の際に、参加された女性の方から「銀河鉄道に、カラスウリの明かり」が出てくるんですけど、とても小さくて、これでは火を入れられないなと思ったんですけど、どうなんでしょうか?」と尋ねられました。確かにカラスウリは小さいです。そこで「賢治の世界は物語ですから、イメージとして楽しめばいいのではないでしょうか?」とお答えしました。ところが、調べてみると「岩手では、七夕の夜にカラスウリをくり抜いて明かりをともす風習があった」という記載や実際にカラスウリに火を入れた提灯のようなものを紹介されているサイトが見つかり、それがステキで気になっていました。今日、山道でたまたまカラスウリを見つけたので、採ってきてLEDの灯を入れてみることにしました。カラスウリの実は彫刻刀を当てるとスッと切れました。中身を掻き出してLEDを灯してみると光の変化が中々幻想的でいい雰囲気です。ロウソクも入れてみましたが、炎が熱くて長くは持っていられません😢。でも雰囲気はあります。「銀河鉄道の夜」に記されている「それは今夜の星祭に青いあかりをこしらえて川に流す烏瓜を取りに行く相談らしかったのです」という情景が少し見えたようなひと時でした😊

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「それは今夜の星祭に青いあかりをこしらえて川に流すカラスウリを取りに行く相談らしかったのです」

(銀河鉄道の夜)

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小さなロウソクの火を入れてみました。バックはHISAさんの「銀河鉄道の夜」の挿絵「プリオシン海岸で水晶を手にするジョバンニとカンパネルラ」の原画です。火が映り込み、なんだかいい雰囲気になったような…😊

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山で見つけたカラスウリ。実際に火を入れてみると、提灯のように火を入れてたくさん流してみたくなる気持ちが分かるような気がします😊

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