2021年2月23日 (火)
さて、なんの3題噺?
亜鉛を鉄板にめっきしたものをトタンといいますが、トタンには見とれてしまうような不思議な模様が出ていることがよくあります。賢治は、いろいろなものに規則性をみていて、この亜鉛の模様と雉の羽の模様が結びついたようです。このトタンの模様が中々見つからなかったのですが、今日我が家の前の電柱にそれが見つかり嬉しくなりました
。雉の羽の写真と並べてみましたが、似ているでしょうか?この電柱ですが、そう思って見たら、そこかしこにありました。まさに燈台元暗しですね
。「小岩井農場」という詩の中で、賢治は亜鉛と雉の模様をこんな風に描いています。
雲はけふも白金と白金黒
そのまばゆい明暗のなかで
ひばりはしきりに啼いてゐる
(雲の讃歌と日の軋)
それから眼をまたあげるなら
灰いろなもの走るもの蛇に似たもの 雉子だ
亜鉛鍍金(めつき)の雉子なのだ…(小岩井農場)
やっぱり、独特な感性だなぁ
。
2021年2月16日 (火)
雑誌理科教室「宮沢賢治と科学実験」の連載執筆が終わりました。
表紙写真とその解説を担当した「理科教室」の3月号が届きました。今回は白金触媒です。どの写真がいいか、(宮沢賢治と科学のサイトの方で)皆さんにご意見を頂きましたが、<物語に潜んでいた人物が、爆発にびっくりしてとびだしてきたように見える>というご意見を頂いたほうになりました。1年間12回続けた連載もこれでなんとか終了です。とてもとても勉強になりました。執筆の機会を頂けたことと、皆さんからご意見を頂けたことに感謝いたします
。
今月号の解説から少々、紹介します。
12回分の表紙を並べてみました。皆さんに教えて頂いたことが詰まっているのがよくわかります
。ありがとうございました。4月号、ミルクのチンダル現象で天の川。5月号、天の川がどうして連なって見えるのか。6月号、水晶の摩擦発光。7月号、トチノキの燐光で光の輪廻。8月号、再結晶で鷺の誕生と原子の輪廻。9月号、クルックス管羽根車でアルビレオ。10月号、リチウムの炎色反応でサソリの火。11月号 蜘蛛の巣で虹を見る。12月号 孔雀石の吹管分析で融銅の眩めき。1月号、王水で金を溶かす。2月号、水銀で銀の水車を溶かす。3月号、白金触媒で水素の爆発。と続けてきました
。
写真だけを抜き出しました。











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