カラスウリの青い実に火を入れてみました。
8月15日に予定されていた「サイエンスヒルズこまつ」 の講座では、カラスウリの青い実に火を入れて、みんなで水に浮かべてみる予定でした。講座は延期(12月26日と1月10日の予定)になりましたが、今の時期に青いカラスウリの実があるか、探しておくことにしました。中々見つからなかったのですが、土清水の道路沿いの斜面(坂本雅さんに以前教えて頂いた場所)でようやく小さな青い実が見つかりました。早速、中をくりぬいてロウソクの火を入れ、燭台(河上真琴さん作)に水を入れて浮かべてみました。水に浮かんで揺らめく幻想的な青い火。ようやく目にすることができて感無量です。
4か所も探してようやくカラスウリの青い実が見つかりました。最盛期はこれからのようです。しかし賢治の時代のお盆の日、岩手に青いカラスウリがあったのか?とても不思議です。
サイズはまだまだ小さいです。水に二日間、活けておいたのですが大きくなってはくれませんでした。
ロウソクの火を入れると全体が青く輝いて、とても幻想的
。賢治の世界では、あの世の火を現す燐光を感じさせます。

それはこんやの星祭に青いあかりをこしらえて川へ流す烏瓜を取りに行く相談らしかったのです」「・・そのまん中をもう烏瓜のあかりもない川が、わずかに音をたてて灰いろにしずかに流れていたのでした・・。「ジョバンニ、カムパネルラが川へはいったよ」「どうして、いつ」「ザネリがね、舟の上から烏うりのあかりを水の流れるほうへ押してやろうとしたんだ。・・・」
河上真琴さんに作って頂いた燭台(夜歩き燈台といいます)に水を入れ、ロウソクの火を入れた青いカラスウリを浮かべてみました。賢治の世界では冥土の火を現す燐光を感じさせる青いカラスウリの火です。
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