酸、塩基、塩で眺める世界
11.14の県立大の授業は「酸・塩基・塩」。金属を燃やすと灰になって塩基(アルカリ)へ。非金属を燃やすと煙になって酸へ。自然の中で、中和して塩になり海へ。という大きな元素の循環を、予想してもらいながら実験で確かめていきました。『銀河鉄道の夜』には宇宙での元素の輪廻が描かれていますが、かこさとしさんの『あまいみず、からいみず』もそれが描かれた作品です。授業で扱った実験を、玄関先でいろいろ再現してみました。
かこさとしさんの「あまいみず・からいみず」より。5年ほど前?小松の「そらとこども絵本館」で機会を頂いた講座がベースになっています。授業の最後に、このお話を通しで朗読しました。物質の循環をもう一歩深く扱った科学絵本があるといいな。なければ作れないかな😊。
Caの燃焼ははじけたり、垂れたりして危ないので要注意です。
「Mgを燃やすと灰?煙?」は煙ができているようにも見えるので、扱いの難しい課題です。
動画をQRコードで視聴できます。
Mgの灰を入れてアルカリ性になった水に、硫黄を燃やしてできたガスを吹き込むと中和され色を消していきます。色の変化が劇的なので、授業では驚きの声があがりました。二酸化硫黄が強烈なので授業ではドラフター内でやりますが、家では玄関の外で実験しています。
炭の煙が酸性になっていることも簡単に実験できるようにしたいのですが・・。
これも実験動画をQRコードでご覧ください。木灰を入れてアルカリ性になった水に、リンを燃やしてできたもの(P4O10)を吹き込むと中和され色が消えます。赤燐が加熱で黄燐に変わり、吹いて空気に触れると発火している様子がわかるでしょうか?
「この内容をどう教えるか」がこの日のテーマ。マロウブルーを忘れて行って困りましたが、フェノールフタレインですべて統一できて、この方がよかったみたいです。
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