2025年2月22日 (土)
来年度のサイエンスヒルズ講座で【石の街小松で金属の不思議を探る・マンガン】というのをやりたいなと思っていたら、フェイスブックが8年前の書き込みを教えてくれました。(賢治はマンガンや電池のことを書いているかな?)と全集を調べたら、ほとんど無しで<マンガン鋼をニッケル鋼に書き換えている>くらい関心がなかったみたいです。以下8年前の記事です。当時も「長くて読みづらい」とご意見を頂きましたが、講座テキストの下書きですのでご容赦を!
加賀市黒埼海岸は、浜が黒くなる位、砂鉄の採れるところです。一方、黒滝と名が付いている滝が全国各地にあります。ところが、これも鉄かというと鉄ではなくて、マンガンであることが多いようです。北海道のオンネトー湯の滝が有名で、微生物のつくる二酸化マンガンの滝として天然記念物にも指定されています。現地にいってみると<世界でもここだけ!>という標記があったりしますが、そんなことはありません。金沢高校科学部の牧畠君の研究(2011)に詳しいですが、マンガンバクテリアが黒い堆積物、二酸化マンガンを作っているところは全国各地にあるのです。羽黒山の黒滝、乗鞍3本滝の内の一本もそうです。ちなみにこの3本滝はそれぞれ酸化鉄で赤、酸化ケイ素で白、酸化マンガンで黒とカラフルに着色されているのが面白いです。ただし現地にその記載はありません。基本的には水質が違う為ですが、それぞれバクテリアが大きく関係しています。酸化マンガンが出来ているところですが、石川県でいうと、北陵高校近くの池や深谷温泉などもそう。オキシドールをかけてみるとシュワシュワと泡を出すのですぐに分かります。マンガンといえば成因は別として、京都丹後周辺にも小さなマンガン鉱山が,かってはたくさん(300以上だったかな?)もあり、採掘されたマンガンは高品質で,鉄に靱性(粘り強さ)を加える為、戦前はドイツなどにもたくさん輸出されていたようです。この採掘に駆り出されたのが、強制連行された朝鮮人の方々という記載が現地鉱山跡の施設にあって驚きました。二酸化マンガンで黒くなっているところに備長炭を沈めておくと、(おそらく)バクテリアの作用もあって二酸化マンガンが付着しそうです。これで備長炭電池をつくると面白そうですね。写真は、乗鞍三本滝の黒滝、深谷温泉石屋旅館湯口、北陵高校近くの池で採取した黒石にオキシドールをかけた様子です。小松でもきっとそういう場所があるはずです。それを探し出し、色々実験してみたいです。
乗鞍三本滝の黒滝。黒いのは二酸化マンガンです。
深谷温泉石屋旅館湯口も黒くなっています。これも多分二酸化マンガン。
北陵高校近くの池で採取した黒石にオキシドールをかけた様子です。シュワシュワと酸素が発生。やっぱり二酸化マンガン。ここに備長炭を仕掛けて電池にしてみたい
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横浜&東京での講座が終わりました。
横浜雙葉中学とナリカでの「銀河鉄道の夜」講座が無事終わり、昨夜金沢に帰ってきました。ナリカ講座には「宮沢賢治と科学実験」のメンバーが8人も参加してくださり、心強かったです。講座の柱は「作品に描かれている科学を実験で見たり、体験して頂いたりすること」ですが、ストーリー展開にも毎回頭を悩ませ、考えていると前の日はよく眠れません。今回はラストを書き換えましたが、どうだったでしょうか。賢治の言葉に「永久の未完成これ完成である」というのがありますが、この講座もそんな感じかな。皆さんの笑顔と帰り道の富士山にも癒されました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします
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「どうして天の川がみえるのか?」をジョバンニ達の先生にかわって説明しています。
定番ですが「プラコップでのトチの樹液の蛍光とミルキーウェイ」を体験してもらいました。
実験を体験すると、分かったような気持ちになれるのですが作品を読みかえしてみると、やっぱりよくわからない場面にいくつも出会います。賢治のこんな想いが込められているかな?というのを今回のラストにしました。
帰り道富士山がきれいでした。東名富士川SAからの眺め。

















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