2017年4月13日 (木)

リチウム、セシウム、水銀と金属キューブ

今日の授業は、リチウム、セシウム、水銀について、融点と密度の値を使っていろいろ予想しながら確かめていきました。リチウムは密度が0.5なので灯油(密度0.8)に浮かび、ナイフで切った断面は銀色で電気を通します。融点が28℃のセシウムはアンプルを手で握るだけでとろけ、揺らしているうちに固体に戻ります。水銀は見たことのある生徒も少なく、もった時のずしっとした感触に歓声があがりました。実物の面白さと、周期表を使って予想できるようになる面白さが伝わったかな?この授業では、浅井一さんから譲って頂いた5種類の金属キューブ(Ti,Fe,Pb,Cu,Al)も活躍しました。色、磁性、持った時の密度の違いなどで、どれが何か当ててもらいました。持った時のアルミと鉛の違いが素敵です。これは、密度の測定でニセ金のインゴットを見分けることにつなげていきます。浅井さん、ありがとうございました。

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2017年4月12日 (水)

新学期の授業が始まりました

1年生の授業「科学と人間生活」が始まりました。70時間のロング講座です。元素の実物付き周期表の台紙を配り「金・銀・銅は色々な性質が金属の1,2,3位またはonly1。もらえるならどれが欲しい?」でスタートしました。そこから「金と銅以外はすべて銀色。ではナトリウムは?カルシウムは?」とおなじみの課題へ続けました。ナイフで切った瞬間だけぎらっと光るナトリウムは、私のお気に入りの素材です。生徒さんにも「切った瞬間だけ銀色。そしてすぐ錆びる。38年間毎年やっても、おーっ!と思う。みんなからも、おーっ!!という歓声が上がるのが楽しくて教師をやめられない」「もし、ナトリウムは危険なので切って見せたりしてはいけません。切ったら死刑!と言われても、見せるだろうな?」と言うと、「先生!前行ってみてもいい?」という言葉と共に、あっという間に輪が出来ます。「これも楽しいけど、こんな実験が一杯あるよ。たくさん観ながら1年間勉強していこうね」という感じの1時間でした。そういえばNHKEテレの「宮沢賢治100分で名著!」の中で「毒もみのすきな署長さん」のお話が紹介されていま...した。この署長さんは、禁止する立場なのに、毒を使って魚を採る毒もみが大好きなのです。それが見つかって死刑になるのですが、この物語はこういう風に終わっているのでした。

・・いよいよ巨きな曲がった刀で、首を落とされるとき、署長さんは笑って言いました。「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな」
みんなはすっかり感服しました。

きっと大好きでやめられないことが賢治にもたくさんあったのでしょうね。ものすごく共感します(笑)。では、1年間頑張っていきましょう。

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2017年3月16日 (木)

色変わり焼きそば

今年度最後の授業ということで、今日はみんなで色変わり焼きそばを作って食べました。焼きそば麺にはアルカリ性のカン水(炭酸ナトリウム)が入っている為、酸アルカリで色の変わる色素を含む赤キャベツ等と一緒に炒めると緑色になるのです。少々不気味な色合いですが、粉末ソース(酸性)をかけると元の黄色に戻ります。カレー粉(アルカリで赤くなる色素を含む)をかけると赤くなり、スパゲティナポリタンみたいになります。授業では赤キャベツの代わりに自家栽培のマロウブル-ティを使いました。3クラスとも、皆さん、ものすごい量の食材を持ってきて、ちょっとした打ち上げパーティの風情。(写真ではあまり緑色に見えなくて残念!)

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2017年1月13日 (金)

ガラス玉と水晶玉

2時間目のはじめも、見せたいモノその2からスタート。それは直径11.5cmの水晶玉とガラス玉。実験室の机の上に置いておくだけで「なにこれ?水晶?霊気発っするん?」とか言いながら触りはじめます。私「どっちが水晶?どっちが冷たい?」生徒「こっち!」私「冷たい方が水晶やよ。でも温度測ってみて」生徒「なんで?一緒や!!なんで?」他の生徒に「ちょっと触ってみ!」。非接触温度計(放射温度計)で二つの球の温度を測ってみると、ほとんど一緒でガラスの方が冷たかったりする。ところが触ってみると絶対水晶が冷たく感じられる。つまり身体の方が温かいので、熱伝導のいい水晶の方を冷たく感じるのです。温度測ったときの、この意外性がすごくいい。思いつき実験だったけど、うまくいってよかったです。この二つの球は、このあと氷板に置いてくるくる回し、「どっちが速く氷を融かす?」とやったのですが、雪の結晶形の氷ができるアイスモールド、銅球、飯田君に作ってもらった銀球も活躍。生徒さん達は「どっちの方が先に氷板を突き抜けるか?」とか、自分たちでいろいろ楽しんでました。スポーツコースの子らだけに、水晶で砲丸投げのまねしたり、野球のボールみたいに投げるまねしたり・・かんべんしてー(涙)!

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2017年1月12日 (木)

紅と緑の炎のトルネード

3学期最初の授業は、冬休みにあった面白いことをちょっとでも見せたくって仕方ないです。その第一は、石川さんから頂いた装置を使った炎のトルネード。これに赤いリチウムの炎色反応を組み合わせられないかな?と思っていたのをやってみました。そしたら「緑色もやって!」というリクエストが・・・。どちらもとってもきれいです。動画でアップしようと思ったら、カメラにメモリーカードが入っていない(涙)。で、静止画でごめんなさい。

ここから賢治の世界へ・・・。

つまりこれはそらからの瓦斯の気流にふたつある
しょうとつして渦になって硫黄華ができる

もうおそい ほめるひまなどない
虹彩はあわく変化はゆるやか...
いまは一むらのかるい湯気になり・・

この二つは宮沢賢治の詩「真空溶媒」の中の一節です。

渦や竜巻は、賢治にとって
(なんだこれ?どうしてできる?渦のはじまりは?先はどこへ?)と心を揺さぶるモノだったような気がします。
賢治は自分の詩を「心象スケッチ」と表現しているのですが
炎のトルネードは賢治が見たら「ほう、ほほーっ!」と奇声をあげて筆をとり心象スケッチにしてくれたかな?面白がる感覚はたぶん科学の研究仲間といっしょや・・。

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2016年12月 3日 (土)

2学期の授業の感想

朝から、期末試験の採点をしています。解答用紙に「2学期の授業の感想を書いて下さい」という欄をもうけてあるのですが、読むのがとてもこわくも楽しみでもあるのす。今回の試験の範囲は、光と電磁波が中心でした。1学期は金属を中心にオリジナルの内容も多いのですが、今回は仮説実験授業の授業書「虹と光」や「電子レンジとマイクロ波」をベースにしています。1年間を通じて、オリジナルの授業をするのはムリですし、その必要もありません。3枚目のように「2学期の方が楽しい実験があった」と書いてあるのもあります。これを書いてくれているのは、全員スポーツコースの生徒さん。理科は嫌いだったという子が多いのですが、下書きもなしで、素敵な文章を書いてくれることにいつも驚き、感謝しています。文章力というより、書きたいことがあるかどうかなのかな?いくつか紹介します。3学期もよろしくね。

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2016年10月 6日 (木)

爆裂種トウモロコシでポップコーン

今日の授業で、小松の畑で育てた爆裂種トウモロコシをポップコーンにしてみました。2分ほどチンしたら,ポンポンはじけて、楽しい楽しい!遺伝子組み換えコーンのお話、種子を受け継いでいくことの大切さなどもお話ししたけど、みなさん、食べる方に注意が行って、伝わったかなぁ?場合によって、焦げてしまうのがあり、あせりました。粒が小さくて水気の少ないコーンが焦げるようです。残りは来年用の種コーンにして、皆さんにお分けできるようにしたいです。お楽しみに!!

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2016年9月14日 (水)

虹と光

今日は、2週間ぶりの授業でした。この前は「水をまいて虹をつくる」で2重虹を作ったり、虹の出来る仕組みなどをやり、今日は、「虹と天気予報」「虹ビーズやホログラムでの虹作り」をやりました。基本的に仮説実験授業の授業書『虹と光』をベースにしているので、うまくいけるという安心感があります。生徒さんのお行儀が悪いときなど、内容に自信がないとおかしなところにこだわってしまい、ろくなことになりません。授業の後は、19日の『宮沢賢治サイエンスファンタジー』の準備をやりました。
今回は『双子の星』が素材です。このお話の主役、チュンセとポウセという双子の童子は水晶のお宮にすんでいて、銀笛で星めぐりの歌を奏でるのが仕事。暇なときは、泉で虹を飛ばして遊んだりしています。物語に出てくる水晶、ガラス、虹、音などに潜む規則性(サイエンス)を楽しむのが今回のテーマの一つです。その水晶の分子模型作りをやりました。うまくいってうれしかったです。水晶はSi。写真は水晶の模型で、通常、黒は炭素を表すのですが、ケイ素の球がないので、黒の炭素で代用しました。水晶の実物と似ていませんか?このユニットを組み合わせていくのです。この穴ぼこに銅イオンが入ると青色のガラス、金が入ると赤色のガラス。なにも入らないと?石英(水晶)ガラスです。虹と音の科学も楽しんでもらえるよう準備がんばります。

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2016年5月27日 (金)

カセットコンロで炎色反応

カセットコンロの炎色反応は、カラフルな炎がバーナー全体に広がって見事です。板谷英紀さんの<宮沢賢治と化学>に紹介されている方法ですが、今日はこれで炎色反応の授業をやりました。宮沢賢治の講座でやっていることが役にたったー!
どこでやっても「わー!きれいー!」と歓声があがりうれしくなります。

雲はみんなリチウムの紅い焔をあげる・・・<真空溶媒>
ルビーよりも赤くすきとおりリチウムよりもうつくしく酔ったようになってその火は燃えているのでした・・・<銀河鉄道の夜>...
賢治も大好きだったんだろうな・・。

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銅の針金を銀から金に。

銅の針金を銀色から金色に変える授業は2時間かけたのですが、まぁ、面白いモノを作ってくれます。自分でイメージしてオリジナル作品をつくる子がどんどん増えることにびっくりです。わくからはみだしていくのがおもしろい。時間はないといえばないのですが、あんまりあせらないことですねー。

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